naoko_note

2013年11月24日日曜日

「刈りいるる日は近し」_____信仰ということ

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 何年ぶりかで風邪をひいて、今日は連れ合いが仕事なので、たったひとりで寝ている。七匹の猫も、いつもと違って室内運動会などしないのは飼い主の身を案じているのだろうか。でも、それにしてもつらい~。こういう日は来し方行く末を思って弱気の極みにある。このまま無為の時間が流れて、あるとき突...
2013年11月22日金曜日

大江健三郎『同時代ゲーム』との「同時代ゲーム」__「村=国家=小宇宙」の終わる日

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 群盲象を撫でるがごとき試行錯誤、悪戦苦闘のレポート作成を小休止して、しばし無責任な?読書感想文を書いてみたい。妄想、思いつきの類なので、真摯に文学を探求する方の鑑賞にたえるものではないと思う。  一九七九年に出版されたこの作品と今日の日本の状況が酷似しているということに、不...
2013年11月13日水曜日

大江健三郎『同時代ゲーム』亀井銘助と三浦命助___亀井銘助とは何か

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 『同時代ゲーム』「第三の手紙 「牛鬼」および「暗がりの神」」では、亀井銘助と原重治という固有名詞をもつ人物二人が登場する。語り手の「僕」は、亀井銘助の子孫であり「村=国家=小宇宙」の最後の新生児だという小劇団の演出家との対話を通して、「村=国家=小宇宙」の「自由時代の終わり」、...
2013年11月4日月曜日

大江健三郎『同時代ゲーム』__分化して消えてゆく標的__謎はどこにあるのか

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 『万延元年のフットボール』以来、大江健三郎の小説にはいつも明確な標的が存在していた。それは「スーパー・マーケットの天皇」であり、「父」であり、「 あの人 」であり、「親方(パトロン)」であり、「怪(け)」であり、つねに「一者」であった。その標的に向かって、語り手はさまざまな意匠...
2013年10月26日土曜日

大江健三郎『同時代ゲーム』__「メキシコから」の啓示

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 『同時代ゲーム』は「第一の手紙 メキシコから時のはじまりにむかって」の章から書き出される。ほとんどの文学作品と同じように、この長編も冒頭のこの章にすべての要素が含まれているといっていいだろう。語り手の「僕」は、いまや「 壊す人」 の巫女になったという双子の妹であり、僕の分身でも...
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