naoko_note

2012年5月30日水曜日

「エズミに捧ぐ」___いくつかの確認事項として

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 「エズミに捧ぐ」について、いま新しく書き加えることはほとんどないのだが、ごく当たり前ののことをいくつか確認しておきたい。 その1 この作品を書いたのは作家サリンジャーである。 その2 書かれたのは『ナイン・ストーリーズ』が発表された1953年以前である。 その3 小説は「...
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2012年5月10日木曜日

「小舟のほとりで」____ほほえましい家庭小説

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『ナイン・ストーリーズ』の5番目、連作の真ん中に位置する短編である。九つの連作中もっとも短く、よくまとまった感動的な作品のように見える。いわれない中傷に傷ついた少年と彼を癒す若い母親の物語、として心地よい読後感をもたらす。ここに巧妙な謎が仕掛けられている、と考えることは無理ではな...
2012年5月2日水曜日

「笑い男」再び___「笑い男」とは何か

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前回私は、「笑い男___その用心深い入れこ構造と表現の重層性」の中で、「笑い男」と「コマンチ団」の「団長」をアメリカインディアンのメタファーとして解釈した。その解釈は間違っていないと思うが、それは「サリンジャーの読み方」の第二層目としてそうも読める、というべきで、これはやはりもう...
2012年4月17日火曜日

「和人(シャモ)のユーカラ」____深沢七郎の記号

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サリンジャーを読んでいると、どうしても深沢を語りたくなる。今日は単行本『みちのくの人形たち』に収録されている「和人(シャモ)のユーカラ」を取り上げてみたい。  この作品は「海」1980年十二月号に発表されたものである。例によって書き出しは「大雪山は決して恐ろしい山ではない」と...
2012年4月16日月曜日

「対エスキモー戦争前夜」___「善きサマリア人」は誰か・その2

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 「善きサマリア人」はやはりジニー・マノックスであるというのが現時点での私の結論である。細かい点については、まだ解決できない謎がたくさんあるのだが、大筋のところではほぼ輪郭が見えてきたように思う。  本題に入る前に Just Before the War With the E...
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