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2012年3月28日水曜日
「バナナ魚には理想的な日」四度_____「バナナ魚」とは何か
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きわめて根本的な問題提起である。「バナナ魚」とは何か。「サリンジャー」とは何か、という問題提起であり、「サリンジャー現象」とは何か、という問題提起でもある。 私のサリンジャー体験は『フラニーとゾーイ』から始まった。そのことがサリンジャーの作品に対して、かなりバイアスのかかった...
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2012年3月21日水曜日
「バナナ魚には理想的な日」三度______「鏡の中に見るごとく」___サリンジャーとは何か
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もうしばらく書かないと言ったのに、また書いてしまう軽挙妄動の私です。でも、このままだと、ブログを読んでくださっている方たちを、半ばミスリードした状態のような気がします。もう少し書いておきたいと思います。 「グラース・サーガ」と呼ばれる一連の小説を書くにあたって、サリンジャー...
4 件のコメント:
2012年2月17日金曜日
「バナナ魚には理想的な日」再び___「スノビズムといこうぜ」
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表題の小説を今回野崎孝さんの訳で読んでいて、気がついたことがある。シーモアがシビル・カーペンターを浮き袋に乗せて、波乗りをする場面だ。不安そうに「波が来た」というシビルに「波なんか無視しちまおう」とシーモアはこたえるのだが、問題はその後の彼の言葉だ。『ニューヨーカー短編集』の橋本...
2012年2月13日月曜日
「バナナ魚には理想的な日」___喪失からの出発
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初めてサリンジャーの作品を読んだのは「バナナ魚には理想的な日」だった。これもまた『ニューヨーカー短編集』に掲載されているものを読んだ。日本で『ニューヨーカー短編集』が発行されたのは1969年だったが、作品自体は1948年に発表されている。私にとっては、当時も今も難解な作品である。...
2012年1月31日火曜日
「罪なき者まず石を打て」___法の内面化
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「酒鬼薔薇」と名のる少年の事件が起こったのは十数年前のことだった。衝撃的な事実が報道され、非常に特殊な事件だったにもかかわらず、当時子どもをもつ親だけでなく、多くの人がこの事件を自分のこととして受け止めた。一人事件を起こした少年だけでなく、私たちが築き上げ、それなりの成熟度に達...
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