naoko_note

2013年4月12日金曜日

「人間のひとり勝ち」という自然観___美しい叙情詩

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 昨日の日経新聞の夕刊に歌人の馬場あき子さんが「蛇」と題したエッセイを書いておられた。蛇が日常身近な生き物だった頃の体験を語られ、とくにその脱皮という危険な命がけの生命の営みに感動したことが記されている。簡潔でみずみずしい叙情に満ちたエッセイである。    私の幼い頃蛇はや...
2013年4月9日火曜日

『サリンジャー戦記』を読んで____村上春樹氏へ_一つの根本的な疑問

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 さていよいよフィービーについて書かなければならないのだが、それを書くことは『ライ麦畑でつかまえて』の最終的な結論を提示することになる。その前に前回述べたように、二人の学友アクリーとストラドレーター、カール・ルース、グランド・セントラル・ステイションで出会った二人の尼さんなどにつ...
2013年4月3日水曜日

『ライ麦畑でつかまえて』____アントリーニ先生とは何か

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 黒衣の美女サリー・ヘイズとの惨憺たるデイトのあと、ホールデンはかつてフートンの先輩だったカール・ルースと会う。なぜか夜十時という時間に現れてさっさと帰ってしまったこのルースのことも、それから順序は前後するが、グランド・セントラル・ステーションでホールデンと朝食をともにしながらシ...
2013年3月21日木曜日

「対エスキモー戦争の前夜」と「美女と野獣」について再び___主人公は誰か

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 『ライ麦畑でつかまえて』の続きを書かなければ、と思うのだが、その前にコクトーの「美女と野獣」についてもう一度見直さなければいけないような気がしてならない。映画「美女と野獣」の主人公は誰なのか?  「美女と野獣」というタイトルなのだから、「美女」と「野獣」の両方が主人公であっ...
2013年3月6日水曜日

『ライ麦畑でつかまえて』___サリー・ヘイズとは何か

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 ジェーン・ギャラハーとならぶこの小説の重要人物であるサリー・ヘイズについて、なかなか書けませんでした。書くことがないわけではなかったのですが、相変わらずの身辺雑事に追われていた、というのは言い訳で、サリー・ヘイズに関しては、スペンサー先生やジェーン・ギャラハーに比べてもう一つ魅...
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