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2012年4月17日火曜日

「和人(シャモ)のユーカラ」____深沢七郎の記号

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サリンジャーを読んでいると、どうしても深沢を語りたくなる。今日は単行本『みちのくの人形たち』に収録されている「和人(シャモ)のユーカラ」を取り上げてみたい。  この作品は「海」1980年十二月号に発表されたものである。例によって書き出しは「大雪山は決して恐ろしい山ではない」と...
2012年4月16日月曜日

「対エスキモー戦争前夜」___「善きサマリア人」は誰か・その2

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 「善きサマリア人」はやはりジニー・マノックスであるというのが現時点での私の結論である。細かい点については、まだ解決できない謎がたくさんあるのだが、大筋のところではほぼ輪郭が見えてきたように思う。  本題に入る前に Just Before the War With the E...
2012年4月9日月曜日

「コネチカットのひょこひょこおじさん」___語られているのは過去である

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七転八倒しながらサリンジャーの原文をよんでいる段階です。過去に書いたものを徹底的に書き直すつもりですが、とりあえず、ある程度の見通しがついたものから少しずつ書いてみたいと思います。  以前「コネチカットのひょこひょこおじさん」について、「語られているのは過去か」と書いた。疑問...
2012年4月4日水曜日

『ライ麦畑でつかまえて』と『悪霊』___ホールデンとスタヴローギン

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私はドストエフスキーのよい読者ではない。どころか、何度読んでも、登場人物の名前がなかなか覚えられず、途中で投げ出したくなる。『罪と罰』は比較的単純なストーリーで、わかったような気になったが、どれほどわかったのか怪しいものである。『白痴』は、なんだかわからないが、主人公の「キリスト...
2012年3月28日水曜日

「バナナ魚には理想的な日」四度_____「バナナ魚」とは何か

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きわめて根本的な問題提起である。「バナナ魚」とは何か。「サリンジャー」とは何か、という問題提起であり、「サリンジャー現象」とは何か、という問題提起でもある。 私のサリンジャー体験は『フラニーとゾーイ』から始まった。そのことがサリンジャーの作品に対して、かなりバイアスのかかった...
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